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早分かり換金法


海外旅行での換金法としてもっとも一般的な、トラベラーズチェック(T/C)、クレジットカードのショッピング、クレジットカードによる海外キャッシング、現金、国際キャッシュカードについて、換金レート換金の利便性現地での利便性安全性の観点から、その特徴をまとめてみました。換金レート比較などの詳細は、「一番おトクな換金法(換金レート比較)」を参照>>


海外旅行の換金法の一覧比較表


換金方法 換金レート 換金の利便性 現地での利便性 安全性
米国 南米 米国 南米 米国 南米
現金(日本で円→現地通貨) - - ×
現金(現地で円→現地通貨) × ×
現金(現地でドル→現地通貨) - -
トラベラーズチェック(T/C) - × ×
T/C(シティ ゴールドカード会員) - × ×
国際キャッシュカード
クレジットカード(ショッピング)
海外キャッシング
スルガ銀行VISAデビットカード
SBIカード(ドル決済) ×

換金法解説


以下、有利なレート順に、それぞれの換金法を解説しておきます。


1.クレジットカードの海外キャッシング(前倒し返済)

2009年現在、クレジットカードのキャッシングでは、どのクレジットカードも、ほぼ一律に年率18.0%の利息を日割り計算した金利手数料がかかります。クレジットカードの海外キャッシングの場合は、VISAやMasterCard、AMEX、JCBが適用する決済レートに、年率18.0%の利息が日割り計算で徴収されます。

 

そのため、短期旅行で帰国後すぐに銀行やコンビニATMから海外キャッシングの借入金を返済するなら、それがレート的に最もおトクな換金法となります。

 

より厳密にいえば、海外キャッシング利用日から、通常22日以内に返済した場合、海外キャッシングは、もっともオトクな換金方法となります。換金レート詳細はこちら>>


海外キャッシングの利便性ですが、空港やデパート、銀行など、日本でイメージするような場所にはVISA/MASTER対応のATMが設置されています。

唯一の難点は、キャッシング利用枠で、学生の場合0〜5万円程度、社会人の方でも新規入会時は、5〜20万円程度に限られます。安全面では、必要な金額だけキャッシングすればよいので、安全でしょう。
海外キャッシングの詳細はこちら>>


2.クレジットカードのショッピング利用

クレジットカードでショッピングする場合、換金レートは、VISA、MasterCard、AMEX、JCBなどが適用する決済レートに、通常1.6〜2.0%程度の「海外取引にかかるコスト」が上乗せされます。

 

その一方、クレジットカードをショッピング利用する場合、通常0.5%(還元率の高いカードなら

1.0%超)のポイント還元がありますから、海外取引にかかるコストからポイント還元を差し引いて考えると、実質の換金手数料は0.5〜1.5%程度となります。
ポイント還元で得するクレジットカード一覧比較はこちら>>


なお、クレジットカードは大概どんなお店でも使えますし、利便性も高いです。安全面でも、クレジットカードには原則として盗難・紛失保険がついていますので、安心です。


さらには、年会費無料で海外旅行保険まで付いてくるクレジットカードもあり、要チェックです。とくに、ポイント最強かつ最高2,000万円補償の海外旅行保険付きオリコカードUPty iD(アプティ・アイディ)およびSBIレギュラーカード(渡米の場合、住信SBIネット銀行のドル決済サービスを活用すると換金レートが画期的におトク!)などは大変人気が高いです。
海外旅行保険付き無料クレジットカード徹底比較はこちら>>


3.シティ ゴールドカード提示でT/C購入

クレジットカードでのショッピングは換金レートがいいのですが、カード払いを受け入れてもらえる状況でなければ使うことはできません。現金でないと ダメというケースはどうしてもあります。ただし、多額の現金を持ち歩くのは、海外では特に危険です。そこで、注目したいのが、万一の紛失・盗難の際にも、 再発行してもらえるトラベラーズ・チェック(T/C)です。

 

T/Cの流通度は、国によって大きく異なりますが、こと米国に関しては、ほとんどの場合、現金同様に使うことができ、お釣りも現金でもらえます。シティ ゴールドカード(年会費12,600円/条件クリアで初年度年会費無料)の会員になると、国内のシティバンク銀行の本支店で、米国渡航でオススメのトラベラーズチェックを何と手数料無料で発行してもらうことができます。

 

これまで、T/Cの発行手数料は、通常1%でしたが、2009年7月1日以降、通常2%かかるようになりました。この値上げに伴い、2009年6月末まで、発行手数料を無料としていた、いくつかの銀行も、こぞって値上げに踏み切りました。2009年11月現在、T/C発行手数料を無料としているのは、シティバンク銀行(シティ ゴールドカード会員限定)のみです。




4.クレジットカードの海外キャッシング(通常引落し)

クレジットカード利用の口座引落しは、通常、利用日から25〜55日後に行われます。そのため、海外キャッシング(通常・実質年率18.0%)にかかる金利手数料は、

 

 (18.0% × 25日/365日 =)1.233%以上 (18.0% × 55日/365日 =)2.712%以下

となります。


5.スルガ銀行VISAデビットカード

2006年5月に登場したスルガ銀行VISAデビットカードは、従来の国際キャッシュカードよりも換金レートに優れています。多額の現地通貨引き出しでは、クレジットカードの海外キャッシング(通常引落し)に迫ります。

利便性でも、VISA/PLUS対応ATMで引き出せるので便利です。安全面では必要な金額だけ引き出すようにできる上、クレジットカードでは受け付けられない各種支払いでもデビットカード払いなら受け付けてくれる場合もあり、もっとも安心といえるでしょう。
スルガ銀行VISAデビットカードの詳細はこちら>>


6.現金

現金は利便性No.1、チップを渡すときなどにも便利です。しかし、盗難・紛失に出遭うと全てを失ってしまうので、治安の悪い海外では大変危険です。海外出発前に若干の現金だけを空港などで交換しておけばいいでしょう。


7.トラベラーズチェック(T/C)

トラベラーズチェック(T/C)は、従来から換金レートと安全性に優れていると考えられてきました。ところが、2009年7月以降、T/Cの発行手数料は、従来の通常1%から通常2%に引き上げとなりました。そのため、T/Cは、米ドルおよびユーロへの換金の場合、レート的には現金よりも不利になってしまいました。

 

安全面では、万一の盗難・紛失時にも無料で再発行してもらえるので安心です。米国では利便性も高く、クレジットカード利用できるお店なら、トラベラーズチェックもほぼ間違いなく使えます。しかもお釣りは現金でもらえます。


南米ではT/Cは使えません。換金してくれる場所も少ないし、換金レートもかなり悪くなります。
トラベラーズチェックの詳細はこちら>>


8.国際キャッシュカード

90年代後半から主要都市銀行が発行するようになった国際キャッシュカードは、現地で多額の現地通貨を引き出すには便利です。ただし、換金レートでは、クレジットカードの海外キャッシングはもちろん、現金にすら劣る場合が多々あります。

 

なお、利便性ではPLUS/CIRRUS対応ATMで引き出せるので便利です。ただし、南米ではすべてのATMがPLUS/CIRRUS対応というわけではないので、利便性でもクレジットカードの海外キャッシングに劣ります。国際キャッシュカードの詳細はこちら>>

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最終更新:2009年12月26日

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